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兵庫県議会トップページ > 定例会・臨時会 > 令和7年度 > 令和8年2月第374回定例会 > 意見書・決議 > 意見書 第86号
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更新日:2026年3月25日
クビアカツヤカミキリ等の特定外来生物に対する防除対策の強化を求める意見書
近年、特定外来生物の被害が全国各地で確認され、その影響が深刻化している。特にクビアカツヤカミキリは日本の花として国民に親しまれているサクラやウメ、モモなどのバラ科樹木に害を加え、観光産業や農業、倒木による人身被害等多岐にわたる影響が懸念されている。
特定外来生物の被害の抑制、根絶を図るためには、新たな被害発生地を早期に発見し、効果的かつ効率的な防除を長期間継続して実施することが不可欠であるが、その対策に多大な費用と労力が必要なため防除実施者の財政負担が大きい。さらに、特定外来生物の多くは繁殖・再生力が強いことから、早期に集中的に対策を実施する必要がある。
また、被害発生地から遠く離れた地域においても物流等の人為的な移動により侵入・拡散する危険性を有しているため、地方公共団体が単独で対応するには限界があるものの、発生初期段階において広域的な対策を講じなければ、被害の早期封じ込めは極めて困難である。
しかしながら、水際対策や広域的な防除には、地域住民等の協力に加え、専門的知識や人材、継続的な財政負担が必要であり、抜本的な防除体系も確立されていない。
よって、国においては、特定外来生物の被害の深刻化及び分布拡大状況を踏まえ、更なる被害を防ぐため、次の事項について早急に対応されるよう強く要望する。
記
1 クビアカツヤカミキリによるサクラ等への被害等、特定外来生物の被害拡大を我が国の自然環境及び文化的景観を脅かす重大な課題として位置づけ、関係省庁が連携した実効性の高い防除対策を講じること。
2 地方公共団体等が実施する調査、防除等に要する経費について、十分な財源を継続的に確保するとともに、県域を越えて被害が拡大している特定外来生物については、広域防除体制への支援や緊急的な拡散防止対策への支援を強化すること。
3 農業経営等において防除対策に必要な予算を十分に確保すること。
4 特定外来生物に対する正しい知識の普及啓発と効果的・効率的な防除方法の研究・開発を促進すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和8年3月25日
兵庫県議会議長 山口 晋平
衆議院議長 森 英介 様
参議院議長 関口 昌一 様
内閣総理大臣 高市 早苗 様
内閣官房長官 木原 稔 様
総務大臣 林 芳正 様
財務大臣 片山 さつき 様
文部科学大臣 松本 洋平 様
農林水産大臣 鈴木 憲和 様
国土交通大臣 金子 恭之 様
環境大臣 石原 宏高 様
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