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更新日:2026年10月14日

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ひょうごSPring-8賞(表彰式・受賞記念講演開催)

第24回ひょうごSPring-8賞 表彰式を開催しました

世界最高性能の大型放射光施設「SPring-8」が立地する兵庫県では、産業界によるSPring-8の利活用を積極的に推進しています。

社会に対して広くSPring-8の認知度を高めるため、SPring-8における様々な成果の中から、社会経済全般の発展に寄与することが期待される研究成果等を表彰する「ひょうごSPring-8賞」を平成15年度から設けています。

令和9年9月17日(木曜日)に名古屋国際センターにて、「第24回ひょうごSPring-8賞」表彰式を開催しました。

第23回SPring-8産業利用報告会内において開催

  • 開催概要

日時:令和8年9月17日(木曜日)13時40分~

場所:名古屋国際センター(愛知県名古屋市中村区那古野一丁目47-1)

参加者:228名

「ひょうごSPring-8賞」の概要(実行委員会委員名を含む)(PDF:454KB)


ひょうごSPring-8賞実行委員会(畑委員)から表彰状を贈呈


受賞者による受賞研究紹介

受賞者及び受賞テーマ

  • 受賞者:株式会社キャタラー 山岸 弘奈
  • 受賞テーマ:「カーボンニュートラル社会に向けたNOx浄化メカニズムに基づく低環境負荷触媒の開発」
  • 受賞研究:受賞内容紹介(概要)(PDF:2,095KB)

受賞理由

NOx(窒素酸化物)は自動車排ガスだけでなく、H2(水素)やNH3(アンモニア)などの次世代燃料の燃焼でも発生する大気汚染物質である。触媒でNOxを浄化する際に生成される副生成物のうち、NH₃やN₂O(亜酸化窒素)は環境負荷が高く、今後規制対象となる可能性があるため、無害なN₂(窒素)を選択的に生成する触媒技術の重要性が高まっている。

本成果では、SPring-8のBL01B1においてIR、Q-mass、XAFSの同時測定を実施することで、触媒設計において酸素吸蔵放出能の高い担体の利用と貴金属粒子径の最適化が、高いNO浄化率とN2選択性を実現するための重要な設計指針であることを明らかにし、自動車排ガス浄化触媒におけるNOx浄化反応の動的メカニズムを高精度に解明した。

本知見を基に開発された触媒は、高いNOx浄化性能と高いN₂選択性を両立し環境負荷を低減するとともに、貴金属やレアメタルの使用量削減も実現しており、資源制約や調達リスクへの対応にも貢献している。加えて、既に自動車用排ガス浄化触媒として実用化され、年間約50億円規模のコスト削減効果を創出しているほか、ガソリン車だけでなく、次世代燃料におけるNOx浄化への応用も可能であり、カーボンニュートラル社会の実現および地球規模の環境問題解決に資する波及効果が期待される。基礎研究から製品化、さらには大きな産業的成果へと結び付いた点で、学術的・技術的意義に加え、高い社会的・経済的価値を有する研究成果である。

お問い合わせ

部署名:産業労働部 新産業課

電話:078-362-3053

FAX:078-362-4466

Eメール:shinsangyo@pref.hyogo.lg.jp